最終編2/カフェを創ろう。
年に2~3回ほど、南フランスへ買い付けに行かれてるBOLTさん。
建築デザインを決めながら、ドアなどたくさんの什器を仕入れてもらいました。それと並行しながら、私たちは、借入のための開業計画書も作り始めていきました。
(開業計画書に関しては、こちらもかなり苦戦しましたので、また別記事お読みください)
什器がいろいろと揃っていく中で、土地の地鎮祭、そして基礎工事も始まりました。実は、地鎮祭を行うのは2度目の体験でした。結婚した際、すでに家を購入していたためです。(現在、家は売却しています)この時、冗談で、3度目があるんじゃないか?などど話したことを思い出します。
お店の名前をどうするか
自分の中で、店舗の名前は【Cafe de ○○】に決めていました。
当時、カフェでアルバイトをしていた時のオーナーさんが、せっかくだから、店舗名を占ってもらったらどうか、と紹介してくれました。その頃の自分は、超現実派でスピリチュアル系は全く興味のない人間でしたが、なぜか、その時は素直に受け入れ、20分の鑑定を受けてみることにしました。
鑑定を受ける際、実際にはものすごく緊張していた私。
実は、この時、建築が着工していたにもかかわらず、銀行からの融資がなかなか下りない状態だったのです。融資が許可されなければ、建てられない事態でした。わたしは、この鑑定の際に、「店なんて持てないよ」と言われるのが、内心怖かった。
すると、鑑定中に、こう言われました。
「店はずっと、在り続けるね。」
「でも、この店舗名では、インパクトが弱い。」
心の中で、「あ!店、建ってるんだ!」と喜びました。笑
店舗の名前は、
「これから建築が進むにつれて、インスピレーションが湧いてくるはず。
その時に思いつくでしょう。」と。
店舗のデザインが決定した日
BOLTさんから頂いた図案で、わたしたちもイメージがたくさんでてきました。
白い箱=角砂糖のように。そして、真っ白い壁は、月日を重ねるにつれて自然に色が落ち、アンティークのようになっていく・・・。角砂糖のような箱はシンプルで、中に入れば、木のぬくもりのある、日が差し込む空間。
ヨーロッパの建具なので、高さもしっかりとあります。
みんなで共同して作業して創り上げた店内。
こちらは、夫です。
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奥の部屋は、お菓子教室。
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庭も手作り・・・。素人感ありありなんです。
そして、一か月半後。
私たちは、お店の名前をSalon de Ému/サロンドゥエミュと名付けました。
Emu【エミュ】という単語に、感動という意味合いがあること。
Salon【サロン】は、フランスでは芸術家などが集まる場所であったということ。
この広場に、いろんな人々が集まれるように。
この空間が、お客様と私たちにとって、出逢いと感動を与えられる場所になりますように。
そんな願いを込めて。